ITP問題のアフィリエイトへの影響って何?を調べてみました。
最近話題のITP問題ですが、アフィリエイターでありながら、こういう「技術的なこと」になると、脳が拒絶反応を起こすもので、見てみぬふりをしてきたのですが、気になったので調べてみました!
こういう技術的なことが苦手な人でも、理解が出来るように、分かりやすく説明してみたいと思います。
Contents
まず始めに、ITPって何?
ITPとは「Intelligent Tracking Prevention」の略で、safariを使用するユーザーのプライバシー保護を目的とした、セキュリティー機能です!
ITPを説明するには、cookieの説明が不可欠なので、分かりやすく説明してみますね。
難しく言うと「検索者の情報をプラウザに記憶する機能」のことです。美味しそうな名前なのにややこしいですね。。
簡単に言うと「パスポート」みたいな感じで、私がオーストラリアに入国したら、私のパスポートには、オーストラリアの入国スタンプが押され、パスポートには「私がオーストラリアに入国した」という情報が記憶されることになりますね!
そのパスポートを持っていると「この人はオーストラリアに行ったんだな」ということが分かります。
同じように、私が「abc.com」というサイトを訪問したら、「私がabc.comを訪問した」という情報が、プラウザに保存されます。
「私がabc.comを訪問した」という情報=入国スタンプが押されたパスポート=cookie
ということで、「cookieを付与する」とか「cookieを発行する」とか、言われたりしますね。
本来、このcookieというのは、便利さのために生まれた機能です。
例えば、ネットショッピングにて、カートに商品を入れた後、他のものも買おうと、そこを離れたとしても、カートに戻ると、最初に選んだ商品がちゃんと残っていたり。
ブログやSNSにログインした状態で、一度離れて戻った時に、まだログイン状態であったり。
これらは、プラウザが情報を記憶していてくれるから出来ることです。
ただ、この情報を「しつこい広告」に使い出したのです。
例えば、さっきとは違うサイトを見てるのに同じ広告が出てくる!とか、毎回同じ広告が出てきて嫌だ!とか、検索者にとっては「ウザい」ものも多々出てきました。
そこで出たのがITPだ!
そこで、そういう「しつこい勧誘広告」に対して、「ええかげんにせえよ!」と規制したのが、このITPという、検索者を守るセキュリティー機能なのです!!
ちゃんちゃん。
としたいところですが、それでは、それがアフィリエイトにどう影響するのか、説明してみますね!
まず、そんなcookieには2種類あるということを押さえておきましょう。
それが「ファーストパーティクッキー」と「サードパーティクッキー」です。美味しそうだし、楽しそうですね。。
ファーストパーティクッキーとは?
まず、「ファーストパーティクッキー」というのは、検索ユーザーが自らアクセスした時に発行されるcookieです!
私がオーストラリアに行った時に、私のパスポートに入国スタンプを押されます。
同じように、私がabc.comというサイトを訪れたら、「私がabc.comを訪問した」という情報がプラウザに記憶されます。
自分が自らアクセスしているので、まぁいいとしましょう。
サードパーティクッキーとは?
サードパーティクッキーとは、別名「追跡クッキー」と言います。
もう少し分かりやすく言うと、「勝手に追跡しちゃうクッキー」ですかね。なんか、ストーカーみたいな感じです笑
「私がITPについて検索した」という情報を、私の知らないうちに仕入れていて、「今日、ITPについて検索していたよね?欲しい情報、これじゃない?」と、勝手に提案してくるっていうのが、先ほどの「しつこい広告」です。。。
例えば、リターゲティング広告など。
怖いですね。確かにこれは、規制の対象になりますね。。
ASPとサードパーティクッキーの関係とは?
で、ASPの計測ツールは、このサードパーティクッキーを使っています。
確かに、私のサイトを訪れた人が、私のサイトに貼ったリンクを「閲覧」することで、「PV数」が計測されますよね?
で、広告主のサイトで購入したという情報が、ASPにも報告されますよね?
●ユーザー:私のサイトに「自ら」アクセスし、広告主のサイトに「自ら」アクセスし購入した
●ASP:ユーザーの知らないうちにPV数やら、購入履歴やらの情報を入手
たぶんもっといろいろややこしいシステムがあると思いますが、ざっとこんな感じだと思います。
で、結局、ITPがなんでアフィリエイトに影響するの?
話をITPに戻しますが、ITPとは「ユーザーのプライバシー保護を目的とした、セキュリティー機能」ということでした。
どういう形で、ユーザーを保護するのかと言うと、サードパーティクッキーを即削除するっていう荒業でした( ゚Д゚)
サードパーティクッキーが削除されたら「私のサイトを訪れたという証明書」が残らないので、成果として計測されない。。ということになります。。
ASPも必死で対応中なのです!!
もちろんのことですね、ASPも必死で対応してくださっています!!
ITP2.0が発表になった際には、最大級のASPA8.netでは、サードパーティクッキーをファーストパーティクッキーとして認識させることで対策してくださいました。
※ASPごとに対応が異なるので要確認です!!
しかしながら今度はITP2.1の激震が。。涙
今までは、サードパーティクッキーのみへの規制だったのですが、2019年3月26日に発表された「ITP2.1」では、なんとファーストパーティクッキーの規制まで入り始めました(T_T)
それは「ファーストパーティクッキーだとしても8日以降は削除する」というもの。
ASPが全力で対応してくださっているようですが、今のところ、結果としては、「8日以降の計測は出来ない」ようですね。。無念。
結論!
いろいろ文句を言いたいところではありますが、やはり「ユーザーにとって」ということを考えると、正しい気がしないでもないですし、結局は私たちも「プラウザ」というシステムを無料で使用させていただいているわけです。
無料で使用させていただいている限り、そこのルールには従いつつ、目の前の出来ることをやるしかないですね(-_-)
やはり、収入を一つだけに依存するっていうのは良くないっていうのは、学びました。
以上です!