97歳で他界した父がよく言っていた言葉
先日、祖父が他界しました。
そんな父がよく言っていた言葉あり、最近はその意味が少しづつ分かるようになりました。
そして、確かにその通りかもしれないな、と思います。
やはり、自分の倍以上の人生を経験している人の言葉には、深みと重みと説得力があります。
今回はそんな祖父の言葉を紹介しようと思います。
Contents
祖父がよく言っていた言葉
それは、
その人の運命は生まれた時に全て決まっている
です。
最初、この言葉を聞いた時、「決まっているんだったら何やっても無駄じゃん!」という気持ちになったのを覚えています。
でも年を重ねていくにつれ、これはそういう意味ではないんだなと思うようになりました。
世の中には2種類のことがあると思う。
私は、特にスピリチュアルが好きなわけではありませんが、「なんか、抗えないエネルギー」みたいなものは、感覚的に信じています。
おおざっぱに言うと、世の中には「少しの努力でスムーズに進むこと」と、「いくらがんばってもなかなか前に進まないなぁ~」という2種類のことがあるということです。
私の人生において、両方を経験していますが、一つだけ言えることは、後者の場合でも、努力と根性で、ある程度は這い上がれます。
ただ、いずれ頭打ちになるのはもちろんのこと、這い上がった先に、自分が求めていたものが、何もなかったんだ。。という空虚感に苛まれ、結局はスタート地点に押し戻されます。
前者の場合は、「無我夢中」になれるので、そもそも努力を「辛いもの」と感じておらず、底抜けのパワーを発揮します。
引き寄せの法則などでも「ワクワクする方に」とよく言われますが、こういうことなんだと思いますね。
「抗えないもの」が教えてくれるもの
「プラダを着た悪魔」という映画をご存知でしょうか?
その映画の中で、エミリー役を演じた、エミリー・ブラントという女優さんがいます。(アン・ハサウェイの先輩秘書役ですね)
エミリー・ブラントは、幼い頃「吃音」に悩まされていましたが、演じる時だけ「吃音」が治ったそうです( ゚Д゚)
私も今まで、いろいろなことに挑戦していますが、結局続いているものっていうのは少ないですね笑
下記の記事でも書いたように、人間は他人のことはよく知っているくせに、自分のことは意外と分かっていないものです。
【やりたいことが分からない人も必見】最速でやりたいことを叶える思考法
だからこそ、「抗えないエネルギー」のようなものが、教えてくれるのではないかと、思うわけです。
この言葉の真意とは?
以上のことから、私が思うこの言葉の真意とは、
人は「こんなことを体験したいな」という、ある程度の意志を持って生まれてきている
ということではないかと思います。
それは、「頭」で考えて分かることではなく、「心」とか、「魂」とか、よく分からないけど、そういうのがすでに知っていることなんだと思いますね。
こんなこと、よくありませんか?
「頭」ではこうしたい!思っていても、ついつい続けてしまうこと。
例えば私は、早くに結婚して、家庭に入り、良妻賢母になることに憧れていましたが、実際は、10か国以上一人旅をし、海外に住み、起業するという、正反対の人生を送っています笑
今、自分でこうやって字にしてみて、全くもって正反対なことに気づいてびっくりです( ゚Д゚)
頭よりも何よりも、「心」や「魂」が、自分のやりたいことを知っていて、私を突き動かすのだと思います。
分からないならやってみよう!
「やりたいことをやろう!」「ワクワクすることをしよう!」といっても、自分が何をやりたいのかというのを、分からない人は多いのではないかと思います。
そういう人は、まずはやってみて、それで何を感じるか?何を思うのか?というのを、大切にしたらいいのではないかと思うのです。
例えば、かわいい!と思った服も、実際に着てみないと、自分に合うかどうかっていうのは分からないものです。だからといって、着ないと後悔します。
私も昔は、美容院に行くたびに、憧れのモデルさんとか、女優さんの写真を持って行き、「この通りにしてください!」と、いろいろな髪形に挑戦しましたが、その中で似合うもの、似合わないものがあり、失敗もたくさんしました笑
でも、そういった成功・失敗を経て、「自分はこういうのが合うのか」というのが分かってくるものです。
だから、祖父の言葉は決して「努力しても無駄!」という「後ろ向き」の言葉ではなく、「どんなに失敗しても<行くべき道>に戻ってくるから大丈夫!」という、意味だと思うのです。
結局のところ。。
そんなわけで、祖父の言葉をお伝えしてきましたが、結局のところ真意は分かりません。
実際に、祖父に聞いたことはありますが、「どういうわけか、そうなるんだよなぁ~」としか言ってくれませんでした。
なので、この解釈が合っているかどうかは分かりませんが、最近、こんなふうに思うのです。
皆さんはどう思われますか?